千石教室の南です。
暑い日が続きますが、体調には気をつけて、日々勉強に励んでください。
いろいろと物議をかもした今回の共通テストですが、これについて、大学入試センターが自己評価なるものを出しています。
ぜひごらんください。
これは問題に対する高校の先生方の意見・評価を踏まえたうえで、問題を作成した側の入試センターが、再度評価・コメントをしているものです。
今回は特に反響の大きかった数学1・Aについて見ていきたいと思います。
大学入試センターはどう振り返っているか、見てみましょう。
「 一方で次の二つの課題も見られた。第一は時間配分である。思考力・判断力・表現力等を問う試験において,今回は,その考えるための時間が受験者にとって十分にはなかったと推察される。1問あたりの配点を高くして問題量を削減することや,知識・技能と思考力・判断力・表現力等をバランスよく問うこと等,共通テストの趣旨が十分に実現される試験となるよう引き続き検討していきたい。」
「第二の課題は計算量の多さである。一定程度の計算は,技能面の評価という点から
必要であり,数学の性格上,思考力・判断力・表現力等を問う問題であっても不可欠である。しか
し,桁数の多い四則演算の繰り返しは,高校数学の本質的な内容ではなく,さらに現在のテクノロ
ジーの普及を考えればより検討の必要がある。」
となっています。
時間配分、そして統計分野でのやたら多い計算。これについて大学入試センターが正面から、課題であると振り返っているのは大きいと言えます。
ですから次回の共通テストは、
①時間に配慮した問題構成、
②統計分野での計算の負担軽減
が図られる可能性が高いと推察します。
一方で難易度についてですが、実はこれについてはほとんど言及がなかったといっていいでしょう。
とすれば、難易度はあまり変わらない、つまり、単純に公式を当てはめたら解けるような紋切り型の問題に逆戻りすることは考えづららいです、
共通テストらしい、
思考力を問う厄介な出題は、当面続く事が予想されます。
とはいえ、多くの受験生にとっては、まずは典型的な問題を理解し、解けるようにすることが攻略の第一歩です。
基礎を固めてから、応用的な問題に素早くステップアップしていきましょう。
ーー体験授業は随時受付していますーーー
【千石教室】
文京区千石1丁目15-5 千石文化苑ビル3階
TEL:03-6902-1980(受付16:00~21:30)
【西ケ原教室】
北区西ケ原1丁目30-1 東高西ケ原ペアシティ1階
TEL:03-6903-5760(受付16:00~21:30)