共通テストの新傾向

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千石教室の南です。

本格的な受験シーズンを迎えています。

他県の中学受験や、推薦での高校受験・大学受験などは、続々と合格のお知らせが届き始めています。

どうか体調だけには気をつけて下さい。

 

 

注目の共通テストが行われました。

センター試験とは傾向がかなり変わりました。

とにかく英語だろうが、国語だろうが、数学だろうが

「文章を読ませる」という点は、共通ですね。

機械的な作業で解いていくのではなく、大量の文章を読み込みながら何が問われているかを答えるという作業が求められます。

中でも英語リーディングは1.5倍ほど単語数が増えています。

文章形式も多様ですので、共通テストのみに特化した対策というのはなかなか難しいのではないでしょうか。

シンプルに「形式にとらわれず、迅速に英文を読み理解する能力」が問われています。

単語を覚え、イディオムを覚え、文法を理解し、長文を読んでいく。そういったオーソドックスな勉強法が求められます。

 

 

 

一点、個人的に危惧しているのが、英文法の対策です。

こうした問題スタイルをみると、文法の勉強をする気がなくなるのではないかという点です。

確かに「next stage」や「evergreen」のような文法書を、試験直前にガリガリ何周もするというような対策は不要でしょう。

英語の共通テストが、6割〜7割ほどでいいというなら、正直、文法の勉強にはそれほど力を入れなくてもいいかもしれません。

 

しかし、

「英語は8割を確実に超えたい」

「国公立・私立大の一般入試で合格したい」

「二次試験で英作文や、文法問題が出る」ということであれば、

高校レベルの文法がしっかり身についていないと高得点はなかなかむずかしいでしょう。

 

実際、英語が得意な生徒で、文法が全くわからないという生徒はあまり見かけません。

共通テストで確実に9割を超えてくる生徒は、えてして文法もしっかりできるているのが現実です。

「長文対策は、あくまで必要条件であり、十分条件ではない」ということはお伝えしたいと思います。

つまり、

「長文対策をしないと点数はとれないが、長文対策のみで高得点を取ることはできない」ということです。

 

みなさんには、自分の目標と照らし合わせて、今後の勉強スケジュールを決めて行って欲しいと思います。