こんにちは、西ヶ原教室の小川です。
今回は、 高校生物の中でも、『生態と環境』の単元に関するお話をしていきたいと思います。
この単元はとにかく覚える名称が多く、意味も似通っているので、丸暗記しようとすると大変なのは間違いないでしょう。
これは他の単元や科目でも言える事ですが、必ず理解してから覚えるようにしましょう。
今回は「なぜ、先駆植物(パイオニア植物)に陽生植物が多いのか」という事ですが
そもそも「先駆植物」や「陽生植物」という単語の意味をわかっていないと、ここは理解ができないと思うので、簡単におさらいしておきましょう。
○先駆植物・・・遷移の初期に発生する植物
(→簡単に言うと、何もないところから、最初に生えてくる植物です。)
○陽正植物・・・日なたでよく生育する植物
(→セットで陰正植物も覚えましょう。)
さて、では本題に戻りますが、それぞれの単語の意味をよく考えれば簡単です。
まず、樹海をイメージしてみましょう。
明るいですか? 暗いですか?
当然、たくさんの木が日光を遮ってしまい、暗いですよね。
ところが、先駆植物は他に何も生えていない所から生えてくるので、日光が当たり放題なのです。
そうしたら、日向でよく育つ陽生植物と、日陰でよく育つ陰性植物のどちらが生えやすいか。
言うまでもなく、陽生植物ですね。
だから、「先駆植物には陽生植物が多い」と言えるのです。
このように、言葉の意味1つ1つをしっかりと理解していれば、丸暗記に頼らなくて済みますね。
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