中学生、高校生が勉強をするきっかけ

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個人的な話になりますが、私が勉強を熱心に始めたのは中学の頃でした。

中学校入学と同時に、中学校近くにある内田塾という個人経営の英語塾に通い始め、

英語を文字通りAから習い始めました。

内田塾の先生である内田先生は私が尊敬する先生のうちの1人ですが、

この塾のルールが私の勉強意欲をかきたてました。

 

そのルールというのは、学校の定期テストで満点を取ったら、授業料を全額返金してもらえるという制度です。

さらに、その返金されたお金は親が一切、手を付けてはならず、生徒のものになるというものでした。

月謝は9,000円だったので、中学生だった自分としてはとてつもない大金です。

成績が下がったら返金するという返金制度を設ける塾は、他にたくさんあると思いますが、

100点を取ったら、月謝全額、それも生徒に返されるというルールは斬新です。

当然、各生徒は9,000円のために英語を猛烈に勉強します。

私は合計で3回、9,000円を獲得することができました。

ちなみに99点は3回ありました。

99点をとった時はめちゃくちゃ悔しくて、

曖昧な理解で終わらないという癖はこの時に付いたのではないかと思っています。

 

そして自然と勉強するリズムが生まれてきて、英語だけでなく数学や理科など勉強すればするほど、

得点が上がる科目も勉強するようになりました。

既にそのときは勉強することが楽しくなっていました。

 

内田塾は中学のみなので、中学卒業と同時にこの9,000円返金ルールはなくなりました。

それでも私は勉強を思う存分続けたいと考え、当時勉強が厳しいことで有名な西大和学園という高校に入学し、

塾に通うことなく自分で勉強を続けました。

そして、東大もA判定が出るくらい成績が伸び続けました。

結果的に、これまで誰一人から「勉強しろ」と言われることなく勉強を続けてきました。

 

大学に入り、勉強以外にも興味が持てるものがたくさん出てきて、

少しペースは落ちましたが、自分が興味がある分野の勉強は続けました。

周りの学生も、社会を良くするためにとか、困っている人を助けるために

勉強や研究をしている人がいて、とても刺激になりました。

 

世の中のために働ける人になりたいと20代前半は一心不乱に勉強しました。

そして、社会に出た後は、社会のため、お客様のために勉強しています。

私の周りの同級生も家族のため、会社のため、社会のため勉強しています。

 

最初、9,000円のために勉強していた自分が、

今は社会のため、自分に期待をして頂いている方のために勉強をしています。

中学生、高校生の勉強の最初の一歩は、何かを買ってもらうでも、

現金をもらうなど個人的な欲求を満たすものでも良いと思います。

考えてみれば、インターネットやゲームなど私達の周りには、

勉強以上に楽しいと思ってしまう刺激物が溢れています。

そんな状況の中で「勉強しろ」と言葉だけで勉強をさせるというのは無理があるのではないでしょうか。

中学はなんとか塾に通って勉強していたが、高校になって勉強しなくなったという学生をよく聞きます。

 

最初の一歩が大事です。

その一歩がどのような一歩だったのか。

自分の意思で勉強して、その結果、「何か」を得たのなら

その延長線上に「勉強することが楽しい」「勉強して、周りの人を助けたい」という気持ちが出てくると思います。

 

 

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