千石教室の南です。
中学生の勉強内容は小学校と比べて格段に難易度があがります。
自分の経験を踏まえても、まずぶち当たる壁は、英語はbe動詞・単語、数学は因数分解ではないでしょうか。
▼英語については、中学入学後、アルファベットやローマ字の復習を終えた後、早々にbe動詞、一般動詞、疑問文と新しいことを続々と習い、加えて英単語の暗記を強いられますから、初めの段階で英語ができる人とできない人に、二極化する傾向にあります。
「処方箋がないのか?」と言われれば、極論ではありますが、「慣れる」ことしかありません。
「書き、発音する(一番大事)」ことを繰り返すのみです。
学年が進めば、みんなbe動詞に慣れますし、どれだけ英語が苦手な人でも高校生になれば、「be動詞がわからず成績があがりません」という人はいませんよね。
要は嫌でもたくさん英文を読まされますから、どんなに英語嫌いの人でも、さすがに時間が経てば、be動詞くらい反射的に答えられるわけです。
つまり「慣れ」です。
問題なのは、英語を習い始めた初期の段階で無駄な苦手意識を持ち、ずるずると進むことで、英語の習得が思うようにいかず、点数が伸びないことです。
そういった事態を避けるためには、とにかく今のうちに、書いて、読んで、覚えてください。そして学校の勉強に食らいついてください。
頭の良し悪しは関係ありません。今、その作業をおざなりにすると、大学受験まで後悔します。
▼数学については、正負の数はそんなに苦労しないのではないでしょうか。差がつくのはxやyなどの文字を使い始め、因数分解に入ったあたりでしょう。
しかし、因数分解についても結局は「慣れ」です。特段、天才的なひらめきを必要とする作業ではありません。
ただ、「慣れる」のを学校は待ってくれませんから、ほんの少しだけ地頭がいい他の生徒と差がついてしまうのです。実際、因数分解ができずに悩む高校生はいませんから、これも慣れにすぎないわけです。
数学嫌いを避けるには、まずは自分でできるまで演習を繰り返すこと。中学レベルの数学なら、頭の良し悪しはさほど関係ありません。
と、こうやって考えれば、英語だろうが数学だろうが、中学の勉強レベルなら、実は「慣れる」ための努力しさえすれば、十分な学力がつくことはわかっていただけると思います。
この時期にサボることで大学受験までずっと苦労するのは、相当にもったいないことです。
「慣れる」ためには、先生の言うことを聞いて納得するだけではなく、必ず、自分の手で問題をとく作業をすることです。
当塾にもすでに中学の予習を進めている生徒が多くいますが、その点についても意識して勉強を進めてほしいと思います。
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