千石教室の南です。
大学入試共通テストの話題ですが、またまた驚きの内容が報道されました。
読売新聞の前打ち記事ですが、
国語・数学の記述式も延期検討、理解得られないと判断…共通テスト(読売新聞)
来年度から始まる大学入学共通テストで導入予定の国語と数学の記述式問題について、政府・与党が実施を延期する方向で検討していることが、複数の関係者の話でわかった。実施には受験生や関係者の理解が得られないと判断した。公明党が5日午後に萩生田文部科学相に延期を提言する。
ということです。本日の萩生田文科大臣の会見でも同様の趣旨の発言をしています。
与党までもがこういう動きをするとなると、記述部分の延期の可能性は現実味を帯びてきたということになります。
とするとほとんどセンター試験と変わらないではないかという話になるわけです。
センター試験というのは「最低限これくらいは知識として身につけてください」という試験にして、
高度な記述、論述力は二次試験で行うという住み分けは合理的だったわけです。
記述の採点を全国の受験生を対象に統一的に行うなどやはり無理があるわけですね。採点をアルバイトにも任せるという話があるくらいですから、受験生が納得いくのかというとはなはだ疑問です。
とにかく受験生にとっては迷惑すぎる話なのですが・・・
引き続きこの動向は注視してこのブログでもお知らせしていきたいと思います。
いずれにせよ、二次試験を突破するには、センターレベルの知識を獲得しているというのは大前提なので、今は目の前の勉強を淡々とやることが必要かと思います。