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0千石教室の南です。
もうすでにご存知かとおもいますが、都立高校入試の試験範囲が、新型コロナの影響で変更になりました。
詳しくは都教育委員会のホームページをご覧ください。
英語では関係代名詞、数学では三平方の定理などが試験範囲外となりました。
現実問題として当該範囲の学校の授業が入試までに終わらないからだと思いますし、ある程度やむをえない判断かと思います。
しかし、「試験範囲に入らない」＝「勉強しなくていい」ということには残念ながらならないでしょう。
高校英語で初めて関係代名詞を習うというのは、かなり大変です。基礎の部分は中学でしっかりやって身につけておかないと、高校から苦労するのが目に見えています。そもそも関係代名詞を苦手にしている人が多いなか、この分野を後回しにするのは、リスクが高すぎます。
高校英語の関係代名詞は、中学では考えられないほど複雑になります。
大学受験まで視野にいれるのであれば、間違いなく、入試に関係なく（あるいは入試後に）、関係代名詞を勉強したほうがいいと思います。
また数学の三平方の定理については、正直そこまでの負担になるとは思いません。
習う事柄はとてもシンプルなものです。ただ平面図形・立体図形などで長さを出す場合に多用するので、慣れが必要です。
高校でも必ず使う分野ですから、高校入学までに身につけたいところです。
▼入試戦略上は、入試本番までは試験範囲内にしぼった対策を。
▼入試終了後は、気を抜かずにそのまま勉強を続け、３月末まで範囲外の分野の勉強・問題演習を繰り返す。
そういった作業が必要になるでしょう。
入試対策としては、過去問も当然大事ですが、履修範囲にこだわった対策をしたいのであれば「Ｖもぎ」などの過去問が大変有効です。
塾の先生に相談して、どの月に実施された問題を重点的にこなせばいいのか、決めるようにしましょう。
ことしの受験生はなにかと受難続きで、大変な世代となりました。
本当に同情するのですが、皆同じ条件ではあります。今やれることを着実にこなしていってください。
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