高校生物や生物基礎の「遺伝」の分野を勉強していると、必ず登場するのがコドン。
コドンを教科書的に説明するのであれば、「核酸の塩基のトリプレット」といった感じになりますが、、、
じゃあ、トリプレットって何なんだよ‼︎
って思った方もいるのではないでしょうか?
確かに、トリプレットに関する説明が記載されてなく、「コドン=核酸の塩基のトリプレット」としか書かれていない教科書や参考書のが多いようにも感じるので、当然の疑問だと思います。
ではまず、コドンとは何なのか。ここから話していきましょう。
コドンは簡単に言うと、「核酸の塩基を3つで1セットにしたもの」の別称で、「AGT」や「GAC」などをそう呼びます。
と、これは皆さんも何となく理解していると思います。
では、肝心のトリプレットを説明していきましょう。
「トリプレット=3つの塩基=コドン」なのでは?と思っている人もいるしれませんが、正確には少し違います。
トリプレットとは「同一の物を3つ集めたもの」を指す言葉なのです。
なので、トリプレットは塩基に限って使われる言葉ではなく、他の物に対しても使う事ができます。
例えば、ペンが3本集まれば、それは「ペンのトリプレット」、犬が3匹いれば「犬のトリプレット」と言い換える事ができるのです。
なので結論
「核酸の塩基が3つ集まったもの」をかっこよく言い直すと、「核酸の塩基のトリプレット」となり、それを更にかっこよく、かつコンパクトに言い換えたのが「コドン」になる。
といった解釈で良いでしょう。
少なくとも、「トリプレット=コドン」と覚えないように気をつけましょう。
これでは、何のトリプレットなのか判らないので、必ず「核酸の塩基のトリプレット」と覚えるようにしましょう。
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