【無機化学】金属イオンの沈殿まとめと覚え方

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0Share on Google+0




無機化学の金属イオンの沈殿についてまとめました。金属イオンの分離問題を解くために必須の知識となります。簡単に覚えられる語呂合わせも記載しています。後半には、テスト形式の問題も用意しましたので、知識定着に活用してください。

金属イオンの沈殿まとめ

(1)AgとPbはCl-により沈殿する。

AgCl、PbCl2はともに白色。AgClは、過剰のアンモニア水を加えると、錯イオン[Ag(NH3)2]+となります。錯イオンになるということは沈殿物が溶解するということです。「錯イオン形成→溶ける」です。この流れを頭に入れておきましょう。

 

(2)Al、Zn、Sn、Pbは、少量の水酸化ナトリウム水溶液を加えると沈殿し、さらに過剰に加えると錯イオンを形成して溶ける。

Al、Zn、Sn、Pbは両性金属と呼ばれ、「あ(Al)あ(Zn)すん(Sn)なり(Pb)溶ける両性金属」で覚えてください。金属で塩基性の溶液に溶けるのは珍しいので、この4つを特に覚える必要があります。

 

(3)Ag、Cu、Znは、少量のアンモニア水を加えると沈殿し、さらに過剰に加えると錯イオンを形成して溶ける。

過剰の水酸化ナトリウム水溶液と過剰のアンモニア水に両方溶けるのはZn。錯イオンの形は、[Ag(NH3)2]+ 直線形、[Cu(NH3)4]2+ 正方形、[Zn(NH3)4]2+ 正四面体形

(4)Ag、Cu、Sn、Cd、Pbイオンは全ての液性下で硫化物イオンS2-により沈殿を生じさせ、Zn、 Fe、Ni、Co、Mnは中性・塩基性下で硫化物イオンS2-により沈殿を生じさせる。
 沈殿物は多くが黒色だが、ZnSは白色とCdS黄色語呂合わせは以下で覚える。

  • 全液性(通常は酸性下):どうでも良いが (参) 議院 どう すんの か な
  • 中性・塩基性(通常は塩基性下):条件決めて (アルカリは) あえ て 煮 込 まん

 

(5)Ca、Baイオンは、CO32-により沈殿が生じ(CaCO3、BaCO3)、どちらも白色沈殿

語呂合わせ:カバ子さん

 

(6)Ca、Ba、Pbイオンは、SO42-により沈殿が生じ(CaSO4、BaSO4、PbSO4)、どれも白色沈殿

語呂合わせ:ば か な 硫酸

 

(7)Ag、Ba、Pbイオンは、CrO42-により沈殿が生じ(Ag2CrO4、PbCrO4、BaCrO4)、PbCrO4とBaCrO4が黄色沈殿、Ag2CrO4が赤褐色沈殿

語呂合わせ:苦労した黄色いバナナ と 赤いカギ

金属イオンの沈殿小テスト

金属イオンの知識が身についているか確認してみましょう!

(1)_と_はCl-により沈殿する。

__、__はともに__色。___は、過剰のアンモニア水を加えると、錯イオン_____となります。錯イオンになるということは沈殿物が溶解するということです。「錯イオン形成→溶ける」です。この流れを頭に入れておきましょう。

 

(2)__、__、__、__は、少量の水酸化ナトリウム水溶液を加えると沈殿し、さらに過剰に加えると錯イオンを形成して解ける。

__、__、__、__は両性金属と呼ばれる。金属で塩基性の溶液に溶けるのは珍しいので、この4つを特に覚える必要があります。

 

(3)__、__、__は、少量のアンモニア水を加えると沈殿し、さらに過剰に加えると錯イオンを形成して解ける。

・過剰の水酸化ナトリウム水溶液と過剰のアンモニア水に両方溶けるのは__

・錯イオンの形は、_____ ____形、_____ ____形、_____ ____形

 

(4)__、__、__、__、__イオンは全ての液性下で硫化物イオンS2-により沈殿を生じさせ、__、__、__、__、__は中性・塩基性下で硫化物イオンS2-により沈殿を生じさせる。沈殿物は多くが__色だが、ZnSは__色と__色

 

(5)__、__イオンは、CO32-により沈殿(化学式:___、___)が生じ、どちらも__色沈殿

 

(6)__、__、__イオンは、SO42-により沈殿(化学式:___、___、___)、が生じどれも__沈殿

 

(7)__、__、__イオンは、CrO42-により沈殿(化学式:___、___、___)、が生じ___と___が__色沈殿、___が__色沈殿

 

ーー両校舎とも新規入塾、受付中です!ーーー

【千石教室】

文京区千石1丁目15-5 千石文化苑ビル3階

TEL:03-6902-1980(受付16:00~21:30)

【西ケ原教室】

北区西ケ原1丁目30-1 東高西ケ原ペアシティ1階

TEL:03-6903-5760(受付16:00~21:30)